雨と本

今年は暑くなるのが早く、近く梅雨に入りそうですね。
なかなか外に遊びに行けなくなることも多くなると思います。
副塾長の趣味は読書。小説、漫画、新書、雑誌問わず、これだ!と思ったものは何でも読みます。
本屋さんや部屋で一日中読んでて、気が付けば日が暮れてた…なんてことも。
一度気に入った作品は、作者ごと好きになってしまうので、ほぼほぼ作者買いになってしまいます…
今回は、小説、漫画の中でおすすめの本を紹介したいと思います。
なかなか外に出れない時期だからこそ、いろんな本に出会ってみませんか?

~小説部門~

1.冷たい校舎の時は止まる (辻村深月)

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。
なぜ「ホスト」は自分たちを閉じ込めたのか。担任の榊はどこへ行ってしまったのか。人間関係が複雑に絡み合い、だれが間違っているわけでも、正しいわけでもない。凍えた人間の心を正確に表現しきった、辻村深月の原点ともいえる作品。
上巻ではこれでもかというほどの伏線をはり、下巻で一気に回収してきます。
初めて読んだのは中2の時ですが、今でも時々読み返しています。それくらい、大人になっても夢中になって読める作品です。
読み終わった後の達成感・満足感は保証します!!傑作すぎて、すぐに次の作品に行きたくない!となりました。

2.太陽の子 (灰谷健次郎)

小学6年生のふうちゃんは、神戸生まれの女の子。おとうさんとおかあさんは沖縄出身で、神戸の下町で琉球料理の店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいる。やさしい常連さんたちに囲まれて明るく育ったふうちゃんだが、六年生になった頃、おとうさんが心の病気で苦しむようになる。おとうさんの病気の原因は何なのか?ふうちゃんは、「沖縄と戦争」にその鍵があることに気づきはじめる…。戦争は本当に終わっているのだろうか。

「兎の眼」「天の瞳」等、数多くの名作を生み出した灰谷健次郎先生の作品です。小4の時に「兎の眼」に出会い、そこから作者買いしました。ふうちゃんの純粋で、聡明な考え方に「こんなお姉さんになりたいなあ」と憧れを抱いたのを覚えています。作者の灰谷先生は元小学校教師。晩年は沖縄で自給自足の生活を営み、「天の瞳」執筆中に天に旅立たれました。私が教育業に歩を進め、今の教育観を育んだのは、少なからず灰谷先生の影響があるのではと思います。ご出身が関西ということもあり、ほぼ全ての作品が関西の方言で書かれています。(全く関係ないですが、私は滋賀あたりの柔らかい方言が好きです笑)

3.きまぐれロボット (星新一)

言わずと知れたSF作家・星新一先生のショート・ショート集。

おなかがすいたら料理をつくり、あとかたづけに、へやのそうじ、退屈すれば話し相手に。なんでもできるロボットを連れて離れ島の別荘に出かけたお金持ちのエヌ氏。だがロボットはしだいにおかしな行動を…。博士の不思議な発明、発見が様々な騒動を巻き起こす。

200ページ足らずの中に、36編ものお話が詰まっています。全体的にロボットものが多い印象ですが、とにかく飽きさせない。いずれにしてもSFを装った人間ドラマ、社会風刺であり、今に至る自分の好みを形作ってくれている作家だとしっかり認識できました。

~漫画部門~

1.王様達のヴァイキング (さだやす)

「是枝一希18歳、高校は中退しました」

高校を中退し、バイトも即クビ。社交性も愛想もなく、家族もいない天涯孤独。 しかし、ハッキングの腕は超一流。ある日、金融機関にサイバー攻撃を仕掛けた是枝の前に、仕事中毒のエンジェル投資家・坂井大輔が現れ、「お前の腕で世界征服をする」と宣言する。廃業寸前のビデオ屋から、ITの世界を舞台にした大冒険へ。 さまざまな出会いを通した少年の成長にワクワクし、次々と起こるサイバー犯罪にハラハラする新時代のエンターテイメント大作です。彼ら2人はどんな仕事を創り出すのか。

とにかく最初から最後まで面白い!

サイバー犯罪者、警察、公安、政府関係者、DIA…など多様な職業の人物が登場します。巻末には専門用語の解説もあり、ここでも色々な豆知識に出会うことが出来ます。

「名探偵コナン」等もそうですが、フィクションであり、全てを鵜呑みには出来ませんが、こういうちょっとした豆知識にフラットに出会えるのは、漫画のいいところだなと思います。細かな取材をされている作者の先生には、脱帽です。

そしてうまくいかない、心折れそうな時、主人公の葛藤と成長を読み返しては本当にいつも力をもらっています。

2.コールドゲーム (和泉かねよし)

王から政略結婚を命じられたB国王女・アルナ。侍女・カミラと入れ替わり、アルナは護衛の女騎士として同伴する。そこでアルナが目にしたのは、自分以外の5人の正妃候補たち。E国では正妃の座争奪戦が繰り広げられていた。王妃の座を懸けた女同士のマウンティングから目が離せません!

秘密と野望を抱える少女の、恋とプライドを懸けた宮廷サバイバル。

大ヒット作「女王の花」作者による 新作です。高校時代に「女王の花」にはまり、そこからの作者買いです。作者・和泉かねよし先生の作品は、どれも「窮地にたたされた女性が強く生き抜く」という共通したテーマが根底にあり、セリフの一つ一つが刺さります。

3.ノラガミ (あだちとか)

祀る社を持たない「野良神」である無名の武神・夜卜を主人公に、彼や周囲の人々(神々)を巡る戦いを描いた現代和風ファンタジーバトルです。古事記や日本書紀といった日本の神話や伝承に残る神々が登場し、古典に詳しくない人でも気軽に日本神話にふれられる作品です。アニメ化や舞台化もされています。

シリアスとギャグの落差が激しく、日本の「神様」を身近に感じられる設定になっています。

ラインナップが結構昔のものばかりになってしまいましたが、今でも定期的に読み返したくなったり、時間がたっても強く印象に残っているものを挙げてみました。

今後も時々、こうして本を紹介していきたいと思います。
そろそろまた、新しい世界を開拓したいなあ。

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