※あくまでもフィクションです※

今回は、歴史を題材にした作品を紹介します。

  1. 燃えよ剣(司馬遼太郎)

幕末の動乱期を新撰組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯を描く。 武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。

中2の時に出会いました。絶望的な状況にあっても信念を貫いて生きる姿が衝撃的で、以降生涯の心の師となりました。数多いる偉人のなかでもダントツに好きな人物です。フィクションではありますが、この作品によって新撰組のイメージが形作られ、人々のなかに浸透していったといっても過言ではないでしょう。土方歳三といえば、その美形な様も古写真に残っており、今でも女性ファンは多いですよね。子孫の方による資料館もあり、私も大学時代に何度も足を運びました。佐幕倒幕よらずこの時代を駆け抜け、日本のために生き死んでいった人々のおかげで今の日本の礎が築かれたと思います。

話は変わりますが、古写真の中では坂本龍馬の盟友でもある、中岡慎太郎の写真が好きです。この時代には珍しく満面の笑顔で写っています。とっても可愛い❤️

2.天地明察(沖方丁)

江戸幕府4代将軍である徳川家綱の時代を舞台に描いたストーリーです。主人公は当時使用されていた暦がずれ始めていたことをきっかけに、その改暦をする任務を命ぜられます。

算術に生きがいを見出している主人公と、改暦をする際に必要となる天との壮大なストーリーが重厚感のある描き方で描かれている小説です。

主人公の渋川春海の人柄や学問にかける情熱が魅力的であっという間に読めてしまう作品で、普段時代小説を読まない人でも読みやすく、夢中になれる小説です。また歴史上の有名人物である保科正之や水戸光圀など登場します。周囲の助けがなくてはただの変人で終わってしまいそうな人。それでも助けるに値する魅力に溢れた人物だったのだろうと思います。

3.一夢庵風流記(隆慶一郎)

戦国時代を語るうえで欠かせない人物の1人であり前田慶次を主人公としたストーリーです。前田慶次は加賀100万石と謳われた加賀藩当主・前田利家の甥にあたります。

そんな前田慶次は天下の傾奇者(かぶきもの)とも呼ばれており、その体格のよさと風貌も当時としてはとても個性的なものでした。強くて、優しくて、自由な主人公前田慶次の生きざまを描いた作品です。誰もが憧れる自由な生きざま、それはいつ死んでもおかしくない不安定さの裏返しであることを理解しつつ、その危険すら楽しむ豪胆さには感心させられることでしょう。

男性でも女性でも、「信念を貫く」生きざまに憧れます。道半ばで倒れたとしても本望だという生き方をしたいです。

4.風光る(渡辺多恵子)

幕末の京都で、壬生浪士組(後の新選組)に入隊志願した神谷清三郎。だが、実は彼は男装した少女・富永セイであった。
壬生浪士組に志願しようとしていた兄の意志を継ぎ、また父と兄の仇を討つため、彼女は性別を偽り壬生浪士組に入隊した。
隊の中で唯一、神谷清三郎の正体を知る人物が「沖田総司」である。
彼女を「愛弟子」と評価する沖田総司とともに日本を守るため奔走した新選組の熱い生き様を描く。

少女漫画の中でも長期に渡って連載された作品の1つです(全45巻)。高1の時に友人におすすめされてはまりました。描写の一つ一つに作者のこだわりが現れており、全体的には史実に忠実な流れを抑えつつ作者の解釈を加えて飽きさせない構成になっています。

史実だけでなく、江戸時代の風俗や文化などについても学ぶところが多いです。そして絵が綺麗!コミックの表紙は、春夏秋冬の順にその季節の花が描かれたり、おまけページに江戸時代の豆知識があったりと、読者に向けた作者のこだわりが凄い作品です。当時は早く先を知りたくて、月末は必ず閉店ギリギリに書店に駆け込んで雑誌コーナーに向かっていました…(良き思い出)。

ドラマCDでは、主人公の声を「タッチ」浅倉南ちゃん役の日高のり子さんが演じています。こちらもバッチリはまり役でした!

5.戦国小町苦労譚 (原作/夾竹桃・平沢下戸 作画/沢田一)

農業高校に通う歴史好き女子高生、綾小路静子はある日の学校の帰り道、突如戦国時代へとタイムスリップしてしまう。そこで織田信長に出会い、実名を口にして(当時は無礼に当たる)殺されそうになるが、静子は南蛮で育ち最新の農業技術を持っているため役に立つと自称する。その言葉を聞いた信長は、静子を荒れ果てた村の村長に任命し、豊作にすることを命じる。村長に任命された静子は、自らの持つ農業知識を駆使し信長の命に応えようとする。初めこそ村長が女であることへの風当たりは強かったが、静子が実力を発揮するにつれ村人の偏見は少なくなっていった。その後、静子は内政にも呼ばれ、現代の技術や農業の知識を織田軍のために使用する。

日本最大級のWeb小説投稿サイト「小説家になろう」から連載が始まり、コミカライズされた作品です。農業に限らず軍事、史実など多方面にわたる知識が詰めこまれています。史実を変えながら信長の天下統一に力を尽くす静子ですが、自らの持つ知識が人々の命を奪うことに葛藤もし、それでも突き進もうとします。新刊が出るのを楽しみにしている作品の1つです。

卑弥呼 (原作/リチャード・ウー 作画/中村真理子)

三世紀、弥生時代の日本列島が舞台。様々な策謀を張り巡らせ、他人を利用してでも戦乱の世の中を生き抜こうとする少女・ヤノハのたどる数奇な運命を描きながら、謎に包まれた邪馬台国の建国史に迫る。

神秘の力を持った本物の「日見子」を殺してしまったことで、「偽物の女王」として生きる覚悟を決めたヤノハ。この全く新しい卑弥呼は呪術ではなく兵法を駆使し、敵味方を欺きながら、権謀術数渦巻く古代日本を逞しく生き延びていきます。
海の向こうの大国から「倭王」の称号を得るのは誰なのか。

「古代日本」をテーマにした作品はそう多くない(出会えてないだけかもしれない…)ですね。山岸涼子先生の「日出処の天子」以来、久しぶりに「面白そう!」と思える古代の作品に出会えました(コンビニで)。作画の中村真理子先生の、「天智と天武」も気になってます。時間が出来たら読んでみたい…。

戦国・幕末をテーマにした作品はとても多いですね。それだけ、人を魅了する力があるということでしょう。フィクションとはいえ細かな知識や読者を引き込む構成・作画、そもそも「そこがくる!?」という人物に焦点をあて、形にする作家の先生方には本当に尊敬しきりです。

他にもいっぱいありますが、また後日ということで…。

今回は日本史に偏ってしまいましたが、機会があれば西洋史や中国史にふれた作品も紹介したいなと思います。

どれも人気のある作品ではありますが、別に人気作だから好きだというわけではありません。ただ、本に限らず、映像作品やゲーム、音楽など人気なものにはそれだけ人を惹き付ける魅力があるのだと思います。気が向けばちらっとでもふれてみて、自分には合わないなと思えば別に離れてもいいのです。逆に、マイナーでも自分がハマれる作品に出会えるかもしれません。

電子書籍の隆盛で、書店が次々と消えていく中、紙の本を手に取る機会が減ってきていますね。

電子書籍には端末さえあればいつでもどこでも気軽に読めるというメリットがあり、紙の書籍には全体を一目で把握でき、もう一度読み返したいページにすぐに戻れるという良さがあります。

記憶に残りやすいという意味では、今の時代、5分5分でしょうか…

「勉強」にフォーカスを当てるならば、学習漫画なども色々ありますが、入り口は何でもいいのです。自分のようにフィクションから入り歴史好きになるのもよし。何が自分の琴線にふれるかは、出会ってみるまでわかりません。面白い!と思える何かに出会い、そこから世界が広がっていく経験を積んでいって欲しいと思います。

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